子どもと無料で楽しむ公園 大和ゆとりの森【神奈川県大和市、人気の遊び場】

大和ゆとりの森は「話題の公園」だといってもいいでしょう。意欲的だと評価を得ることに成功した! といっていい街にある公園。ここは大型コンビネーションを含むいろいろな遊具が並ぶわんぱく広場に加え、スポーツやバーベキューなども楽しめるレクリエーションのための公園です。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。遊具が充実して、評判を呼ぶのもさもありなんというクオリティ。その上で利用にあたって、不思議に感じることもある公園です。大和ゆとりの森は指定管理者施設となる公園です。

公園にとって新しい形といえるこの制度、かいつまんで言えば2003(平成15)年に改正された地方自治法によって、公園管理に民間業者が関与できることになったものです。

ひょっとしたらこれからの公園のあり方に、影響を与える可能性のある制度。だからこそ大和ゆとりの森は話題なだけでなく、今後の公園の姿を先取りしているかもしれないのです。

ともあれ規模も大きく、いろいろな遊びのできる遊具がある公園を詳しく見てみます。

子どもが大型遊具で遊べる大和ゆとりの森をしっかり解説!

子どもが遊具で遊べるのはわんぱく広場。いまだに随所の看板に残るように、引地川公園ゆとりの森が2014 (平成26)年に改称した大和ゆとりの森わんぱく広場はこの公園の中にあります。

東名高速で目に留まる大きな「日本一の図書館の街」という横断幕。海老名S.A近くでこの幕を掲示しているのは神奈川県の大和市。アピール通りに評価を獲得したように思われる文化創造拠点シリウスは、諸々の新機軸で賑わっています。5階までの各階に置かれた書架と、県内最大数を誇る閲覧席の図書館と芸術文化ホール、生涯学習センターなど総合公民館のような施設。屋内こども広場も設置、館内のこども図書館と共に、大和ゆとりの森と同じく注目に値します。

文化創造拠点シリウス屋内こども広場
ちびっこ広場:2歳までの乳幼児のスペース(利用料無料、9時~19時)
げんきっこ広場:3歳~小学校2年生の屋内遊戯場
料金:時間交代制2時間こども200円、大人300円、大和市民以外は100円増し

この話題のスポットも大和ゆとりの森のように、指定管理者が運営しています。話題の源泉はそこ? かと思える大和ゆとりの森、様子をじっくり見てみることにします。

ザイルネットで連結された大型複合遊具は目を見張る規模

わんぱく広場のうち、大型のコンビネーション遊具がでんと構えるのが子供広場ゾーン。広場の主役に見える遊具は全部が繋がっている状態ながら、事実上ふたつの大きな複合遊具と4つの山を持つザイルネットの部分に分かれます。そしてすべてを併せて見るならば、本当に巨大なスケールになっています。

ただし、なんとも残念ながら連結部分には不具合があります。ローラー滑り台と旋回するチューブスライダーを持つ2段構えの塔がイーストタワー

対して両サイドに対称となる大きなカーブを持つチューブスライダーがあるウエストタワーは2層の高さに加えて横方向への展開も加わるコンビネーション遊具です。

4つの頂を持つザイルクライムを含めて思惑通りに繋がっていれば、超絶の規模となる遊具。けれどもイーストタワーザイルクライムの連結部、ウエストタワーの横方向のコンビネーションの連結が、共に不具合で通行不可になっています。

特に4連のザイルクライミングなど、なかなか見られないものです。ひとつひとつだとしても公園の楽しさになんら影響は与えていません。ひとつの大きな遊具ではなく、3つの大きな遊具が並んでいるだけ。ただ、思惑通りに機能していないことは、指定管理者制度と関連があるのか? と気になります。

不具合の部分が長く放置されて、修理の見込みもはっきりしない現状です。このことは危険に対して対応している面もあります。また公園そのものは、とてもキレイに保たれています。だからこそ、一刻も早く完全な姿を見てみたい公園でもあります。

ピクニック広場の丘からはローラー滑り台がふたつ

通称やまと山という丘の上は芝生の憩いの場、食事や休憩に使えるように考えられています。

やまと山はふたつのローラー滑り台の間の斜面を、アスレチック風の遊具で上れるようになっています。

アスレチック風の遊具はよく見ると3つのルートがあります。

一本橋と飛び石のルート。

ウォールとロープのエリア。こちらは難易度高めです。

ローラー滑り台はひとつは少しだけスタート台をかさ上げ。

もうひとつは斜面を這うように進みます。どちらにせよ、あまり長いものではありません。真ん中の遊具を使って何回も遊ぶタイプです。

丘の上には屋根付きテーブルがひとつ。ベンチも用意されます。持込テントが便利そうな芝生の丘です。

ふたコブのふわふわドームは小さな子ども中心

大和ゆとりの森では、ふわふわドームはふたコブのものがひとつ。利用者は3歳~9歳、6歳までは保護者が付添いを求められます。

サブのドームがないのですから、小さな子ども向けに限定されるのは致し方ないです。さらに安全のために、体格でエリア分けもあるとのこと。整理券を配布することがあり、その場合は入場時間の指定が入ることがあります。

空気が抜けている状態のふわふわドーム空気が抜ければフワフワでなくシワシワドーム

営業時間(空気を送っている時間):10時~16時(7月21日~8月31日は17時まで)

もうひとつのコンビネーション遊具もそれなりの大きさ

子供広場ゾーンふわふわドームの間には幼児遊具ゾーンがあります。

スプリング遊具もなかなか凝っていて楽しげ。

注目なのは砂場がいくつも用意されていることです。

日除け付きの見守りベンチの周囲の傍ら、

砂場に種類があること、楽しさの演出があること、おざなりではないです。

この幼児遊具ゾーン子供広場ゾーンの結節点には小さめなコンビネーション遊具があります。

幼児から児童への過渡期に対応できる工夫がみられて、やはりおざなりではないです。

ことさらにゴムチップの敷き方にもこだわりがあるようです。

ちょっとしたチャレンジへの配慮も見えます。

これは少しチャレンジなのかという雲梯もあります。

この雲梯の高さ、これも絶妙の設定。

わんぱく広場にあるその他の便利なもの

小さめのコンビネーション遊具と、大連結された遊具のある子供広場ゾーンを隔てるように小さな建屋があります。

この中は自動販売機が多数。定番の飲料やアイスのものに加えて、おやつもいろいろ買えます。建屋の周囲には腰かけるベンチも。

傍らにあるトイレはキレイで立派。多目的トイレも子ども連れに配慮はしっかり。ベビーシートも、大きな跳ね上げ式のベッドもある、広々したものです。トイレの裏手、さらに北側はサッカー場になっています。脇には健康遊具が全部で11基設置されています。

公園設備は仲良しプラザ、バーベキュー広場、スポーツ施設

わんぱく広場の自動販売機や休憩スペースだけでも充分用は足りるとはいえ、大和ゆとりの森は遊具だけの公園ではないです。

仲良しプラザ屋上展望台から見るわんぱく広場仲良しプラザ屋上展望台から見るわんぱく広場

わんぱく広場から見て、ピクニック広場の先にある仲良しプラザ

ここには売店や展望台、ラウンジ、授乳室だけでなく更衣室、シャワー室まで揃っています。

その点はさすがにスポーツ施設のある公園。仲良しプラザの会議室も、いろいろと活用されています。

さらにバーベキュー広場が、かなり整備されているのも覚えておくとよいでしょう。利用は有料になります。

テーブル料金:1000円(屋根なしは750円)、他食材セット、各種用品レンタル料金

敷地が隣接、ほぼ一体ながら隣の市になる綾瀬スポーツ公園との関係

戦後米軍に接収され、いまでは自衛隊との共同利用となっている厚木基地。旧日本軍の首都圏の主要な飛行場のひとつでした。日本史のなかでも、マッカーサーが日本を占領するために、降り立った地として知られます。

大和ゆとりの森はこの飛行場の南側、滑走路の延長上のエリアを綾瀬スポーツ公園とともに利用しています。飛行場側、一番北にある多目的リンクは自転車やスケートボードの練習場になっています。

厚木基地そのものもまた、大和市と綾瀬市に存在しています。どちらの市も厚木市とは隣り合わせでさえありません(正確には厚木基地はほんの一部が厚木市の隣の海老名市)。これも戦前の頃から同様で、大山街道の宿場町や相模川の水運による産業で知名度があった厚木の名前を使ったなど諸説あるものの、正確な記録はないようです。

いずれにせよ、今でも軍用機が盛んに公園の真上を離陸しています。周辺部含めて多大な被害のあったもの含め、米軍機による事故も度々起こっています。公園側と反対の北側では墜落事故などもあった影響で相模鉄道の線路、東名高速ともに滑走路の延長上は鉄筋コンクリートで覆われたトンネルになっています。

渋滞情報で有名な東名高速の大和トンネルが、このコンクリートで覆われたトンネルになります。相模鉄道を覆っているコンクリートは、実際に設置後に墜落事故に見舞われていて役に立った実績まであるのです。

米軍からのセーフティエリアの設置依頼や、それに対する基地恒久化への懸念などいろいろな揉め事を抱えて来たこのエリア。ここにあるふたつの公園、スポーツ施設や遊具がある公園という意味ではまったく一体のものに見えます。

ところが両方は自由に行き来できるのではなく、ほとんどの場所が仕切られていて中央付近に連絡口があるという状態です。

具体的に悩ましいのが駐車場の問題でしょう。大和ゆとりの森の駐車場は有料です。特に東側駐車場に関しては、隣のわんぱく広場で遊ぶのに便利です。

ところが南側にある主にスポーツ施設の利用者が使用する有料駐車場は、綾瀬スポーツ公園の無料駐車場(平成31年1月2日まで、現在有料化しました。)となんと隣り合わせなのです。

他にも綾瀬スポーツ公園には管理棟の前、ふたつの公園全体の敷地西側の端にも駐車場があります。

綾瀬スポーツ公園管理棟、西側駐車場横にある遊具綾瀬スポーツ公園管理棟、西側駐車場横にある遊具

敷地を南北のラインで折り畳むと、ほぼ東西で対称となる位置にも有料と無料の駐車場がかつては、ありました。

綾瀬スポーツ公園としては、(綾瀬スポーツ)公園利用者以外は駐車場を利用しないで欲しい旨、告知せざるを得ない事態だったのです。

綾瀬スポーツ公園管理棟売店の充実度綾瀬スポーツ公園管理棟売店の充実度

神奈川県の公園では、駐車場が有料のケースが目立ちます。そこに駐車場があっても、公園の他に利用価値はないように思える場所でさえそうなのです。その場合はほぼ、指定管理者制度で民間が参画する公園です。

綾瀬スポーツ公園、管理棟内のお湯や電子レンジ自由に使える椅子とテーブルが置かれた管理棟内ではお湯や電子レンジの利用も!

中にはこれまで無料だった駐車場を、有料にしようという動きまであります。公園というものの趣旨を考えれば疑問もある状況が、大和ゆとりの森では露骨に示されていることになります。

とはいえ神奈川県の、しかも平塚の市街地のど真ん中でも、実質無料駐車場がある公園もあります。もはや平塚市総合公園も完全無料ではなく、綾瀬スポーツ公園までもが有料化となりました(料金は大和ゆとりの森に合わせてあります)。

関連記事:子どもと無料で楽しむ平塚市総合公園

大和ゆとりの森を訪れるには(アクセスについて)

住所:神奈川県大和市福田4112
連絡先:046-267-6800

【自動車を利用する場合】

駐車場:有料駐車場のみ(一般普通車299台、身障者用8台)
利用時間:24時間
駐車料金:1時間毎100円(入庫後30分は無料、1日最大料金600円)

大和ゆとりの森わんぱく広場すぐの東側駐車場(一般普通車199台)東側駐車場(一般普通車199台)からは専用橋を渡ってわんぱく広場にすぐ

わんぱく広場を利用する時には、東側駐車場が便利です。この駐車場を利用する場合に、ナビゲーションに入力を推奨される住所があります。

入力を推奨される住所:神奈川県大和市代官4丁目20

大和ゆとりの森南側駐車場(一般普通車100台)南側駐車場(一般普通車100台)

最寄インターチェンジ:保土ヶ谷バイパス下川井?

東名高速の横浜町田I.Cと横浜新道を結ぶ無料の自動車専用道路が保土ヶ谷バイパス。その下川井I.Cから中原街道(県道45号線)でまっすぐのところです。とはいえ、このルート藤沢街道(国道467号線)との交差点は、どちらの道も片側一車線で拡幅がされておらず、慢性的な渋滞のポイントになっています。

距離からしても、最寄インターチェンジとして案内するのに、最適とは言えません。実際、東名高速道路横浜町田、圏央道厚木南、及び寒川北、新湘南バイパス藤沢、横浜新道を経由して国道1号線よりなど、どこから向かうのかによって決めるしかないです。

そこで期待されるのは、県道42号線に設置予定の東名高速道路綾瀬スマートI.C。予定から2年遅れて2020(平成32)年完成を目指して工事が進んでいます。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄り駅:小田急江ノ島線高座渋谷駅西口停留所よりバス便12分
最寄バス停留所:ゆとりの森停留所
(公園内仲良しプラザ前、コミュニティバスのろっと南部ルート)
運賃:小学生以上100円前払い

のろっとの南部ルートは大和駅から桜ケ丘駅を経由して高座渋谷駅よりゆとりの森方面を巡回して再び大和駅方面に向かう路線です。高座渋谷駅ではゆとりの森方面と大和駅方面で停留所が分かれています。

他に小田急江ノ島線の桜ケ丘駅や長後駅より神奈川中央交通バスで代官三丁目停留所(下車3分ほど)を利用してもよいです。

まとめ:キレイで遊具も充実、人気で話題も納得、行方が気になる点も

キレイで設備も整い、遊びやすい公園の遊具は充実しています。人気があるのも話題になるのも納得の遊び場。ただ、よく見るとこの先ずっとこの状態を維持してもらえるのかなと心配したくなる部分があります。

意欲的な自治体にある公園です。このまましっかり整備されていて欲しい公園。ずっと使いやすいおすすめの公園であって欲しいのは、今がとてもよい公園ならではです。

公式サイト:大和ゆとりの森