子どもと無料で楽しむ都立舎人公園【東京都足立区、人気の遊び場】

広い敷地の中、よく整備された東京都が運営する舎人公園。子どもの遊び場としても、ひととおりの遊具と人工芝のソリゲレンデで楽しく遊べます。

けれども舎人公園が本気を出すのは、やはり夏の季節です。浮球の池という水遊びの施設がオープンするからです。

いわゆるじゃぶじゃぶ池としては望外なスケール。プールに併設されたものではなく、無料で自由に利用できるうえで、この面白さがあるのは注目すべきところです。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。公園のど真ん中にモノレール駅があってとても便利。東京の環状7号線の少し外側、江北陸橋の近くに位置しています。

公園のど真ん中に駅があるといっても、公園を貫く主要道路の交差点付近のことなので駅の敷地、もしくは公園の敷地に互いがあるのではないとはいえ、紛れもない駅前公園。ただし、陸上競技場やテニスコートなどの運動施設も立派で、その利用も多いです。

いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立ち、広い公園で目的が果たせるようガイドします。



夏が注目の舎人公園!子どもの水遊びをしっかり解説

水深20 cmというじゃぶじゃぶ池は、幼児にとってはプールと同じレベルで楽しめます。むしろ”水泳”が目的でないならば、ウォータースライダーを備えた足立区の舎人(とねり)公園浮球(うきゅう)の池は、水遊びの理想形と言っていいかもしれません。

浮球の池の利用についての基本事項

料金:無料
利用時間:10時~12時、13時~16時(12時からお昼休みが入ります)
定休日:水曜日

いわゆる児童の夏休みの期間が開場の目安。期間中であっても水曜日はお休みになります。

幅広の豪快ウォータースライダーが魅力!

敷地中央部でこんもりと盛り上がった丘から、広々としたウォータースライダーが設置されています。ぐるりと旋回して、豪快に滑り下りることになります。

スタート地点にはカラフルなモザイクが、笠石のようになっている橋を渡っていきます。

舎人公園浮球の池

橋を渡ったら、階段を上って滑る順番を待つことになります。

横から入ったりすると、ちょっと危険があるということなのでしょう。

丘の頂上はちょっとスパのような雰囲気。水に浸かって順番を待ちます。この待機所となっているスタート地点と…

滑り下りる先に係員の方がいて、安全を確保して下さっています。

大人も子どももホッとする休憩スペースが備わる!

元気な子どもに付き合いきれない大人のためには、よしず張りの休憩スペースもあります。

中には持込のテント型シェードを持参する方も。浮球の池の敷地内でも、また周囲まで考慮に入れれば設営のスペースは充分あります。

これならば、開場時間中休憩をとりながらたっぷり遊んでも大丈夫でしょう。

設備が充実で大満足の水遊び場はウォーターパークさながら

シャワーも子供サイズのものが用意されています。注意書きには、シャワーを浴びてから遊んで下さいとのお願いが! それもそのはず…

滝のような水流に打たれるスペースがあったり…

涼しげな噴水と戯れる場所があったり…

水場に踏み入ってちゃぷちゃぷ遊ぶ、いわゆるじゃぶじゃぶ池のイメージからは、かけ離れたスケールがあります。かなりアクティブな水遊びの場です。

サンダルと防水バックはあると便利?

コンクリートの床面は熱いこともあります。サンダルについての注意が書いてあり、滑りにくいものをということと、洗ってから入って欲しいということです。

実際には、裸足で利用している方が多かったです。特に水の中では邪魔なのかなと。いずれにせよ、とりあえず持参することはおススメしたいところです。

濡れたものを収納するバックがあると重宝するでしょう。充実した水遊び場です。せっかくなので思う存分水を浴びさせてあげてください。

子どもに対する配慮はしっかり!

公園全体でトイレ関連の施設はばらつきが見えます。とはいえ、全般的に子ども連れに対する配慮はしっかりしています。

浮球の池の入口の横のトイレよりも、隣のソリゲレンデの脇にあるトイレのほうがきれいに見えました。

手洗い場にもベビーシートがあるのは珍しいように思います。ただし舎人公園のすべてのトイレに設置されている訳ではありません。リニューアルしながら、いろいろ試みているようですね。

自動販売機もソリゲレンデの脇です。

他の季節は?年間通じた舎人公園の遊びもしっかり解説

夏の季節に訪れる浮球の池のインパクトは強烈です。では、夏以外にはどうなのでしょうか。遊具もひととおり揃っています。その中で、もうひとつ舎人公園を象徴する遊びはソリゲレンデになるでしょう。

舎人公園の子どもの遊び一覧
場所 遊びの内容 料金
浮球の池 じゃぶじゃぶ池 無料
ソリゲレンデ 芝ソリ 無料
幼児公園 各種遊具 無料
バーベキュー広場 バーベキュー 売店利用は有料
キャンプ場 キャンプ(小中学生の団体のみ利用可) 無料
大池 釣り(投げ釣り禁止、道具持参) 無料

手ぶらで大丈夫、さっそうと滑走し放題のソリゲレンデ

東京足立区舎人公園のソリゲレンデ滑走面

斜面にはスポーツ施設なども手広く手掛ける、日本フィールドシステム株式会社が手掛けた人工芝が敷かれています。仕様書によればソリでの滑走面にはアストロスライディングマット、周辺部にはアストロゲレンデターフスペシャルが敷かれています。

芝ソリは無料で貸し出しされています。手ぶらで出かけて大丈夫。

利用は小学生まで、中学生も遠慮してもらっているようです。大人であっても、保護者は一緒に滑れます。これは秘かな特権! でしょうか。コース設定は2種類で、長い方のAゲレンデ(受付棟側手前)が、最大斜度16度の初級者コース。

奥側の短くて最大斜度も20度になるBゲレンデが、上級者コースです。もっともどちらにせよ、斜面の下は充分確保されています。技術による違いというより慣れの問題です。ただ前方だけはよくご注意を!

屋根付きの休憩スペースがゲレンデ前に用意されています。

利用時間:10時~16時。
利用休止期間:年末年始のみ

暑かったこの日は、移動販売車がかき氷まで販売していました。ソリゲレンデ浮球の池のすぐ隣です。

ソリゲレンデの斜面の脇にはターザンロープも設置。

斜面を利用しています。迫力も展望も良好。ただし滑走がスムースなだけに最後の衝撃には注意です。

遊具がひととおりの幼児公園、スプリング遊具がたくさん

浮球の池の東側には幼児向けの遊具がある幼児公園があります。

チューブ滑り台のある小さな複合遊具は幼児向けのお約束。

ウゴウゴもあります。なぜか人気のあるウゴウゴです。子どもにというより公園担当者に。

舎人公園幼児公園の特徴はスプリング遊具でしょう。

この形状はスプリング遊具の楽しさを、とても生かしていると思います。

さらに別の形の、トンネル型スプリング遊具もあります。

こちらはリーフィー、カバーがついていますがスプリング仕込みです。

砂場はしっかり囲われていて衛星面でも安心。

少し大きな子どもでも満足?ザイルやアスレチックの遊具も

幼児公園のとなりの一角は少し大きな子ども向け。ザイルクライミングもそこそこの大きさです。

舎人公園のザイルクライミングはツインタイプ。登りだけでなく渡りでも遊べます。

割合に網目が荒いので、上の方はそれなりに大きな子どもでないと行けないです。渡りが用意してあるのに加えて配慮を感じます。

ザイル遊具に関しては関連記事をご参照ください。

関連記事:【おすすめ遊具】公園選び写真満載の参考書、どこにある?が一目瞭然

小規模ながらアスレチック遊具も!

飛び石遊具は高さがないタイプになります。

さらにザイルの遊具、しがみついて渡るのに必要なのはバランスと力でしょうか。

真ん中で休憩するのもよさそうです。ハンモックのような感じです。

こちらも小規模ながらクライミングウォール。

舎人公園には、フィットネス広場という場所もあります。場所は浮球の池の南側、そこから第二駐車場に向かう道すがらです。

フィットネス広場にも、同じようなクライミングウォールがあります。

とはいえ、フィットネス広場はあくまで運動不足の大人のためのものかと! クライミングウォール以外は、子どもには面白くないのではと思われます。それも幼児公園横のクライミングウォールで充分。

まだまだ拡張予定あり、舎人公園の施設利用について

舎人公園は最終的には、69.5ヘクタールに及ぶ公園になる予定です。拡張しているC地区(東南部)にはバーベキュー広場が移転済み。いよいよ完成も見えてきました。予定はずれ込んでいるものの令和元年のオーブンに期待したいです。特に大規模アスレチックになるという冒険の丘ゾーンが待ち遠しいところ。

舎人公園フィットネス広場の健康器具フィットネス広場は大人にも重宝!

団体の予約がなければ、当日申込でも利用可能な陸上競技場もあります。球技をするならば他にプレイグランドもあり、野球場やテニスコートも利用できます。陸上競技場も個人利用ならば無料です(野球場、テニスコートは有料)。

最大3泊4日までできるキャンプ場は小中学生のみ。指導員(文部科学省、もしくは日本キャンプ協会認定員)の付添の元の利用になります。

バーベキュー広場は予約制で、利用そのものは無料です。北東地区第2駐車場のところから移転したバーベキュー広場は、舎人駅に近くなりなりました。バーベキューショップではアイスやソフトクリーム、お菓子に加え、大人のためのお酒類も種類が揃っています。

 

子どもの遊び場のある北東地区、その真ん中の大池では釣りをしても構いません。ただし投げ釣りは禁止。道具の貸し出しなどもありません。あくまで持参での楽しみになります。北西地区のドッグランでは愛犬を自由に遊ばせられます。

舎人公園の価値は遊び場だけでないのは…

ところで舎人公園浮球の池ソリゲレンデ幼児公園のある北東地区の北側は堤のようになって、盛り上った地形になっています。このあたりはそもそも荒川の流域で、まったくの平坦地。

ここに丘陵が形成されるのは極めて不自然なのです。やはりここは築山された丘です。標高17.5 mとはいえ足立区で一番高い地表面となる模様。朝日の広場として展望台も設けられています。

舎人公園が計画されたのは、1940(昭和15)年のことです。真珠湾への奇襲が行われるのが翌年の12月です。いまでは信じられないような話の「ぜいたく禁止令(奢侈品等製造販売制限規則)」が発令された年でもあります。

そういった世相の中、当初は防空緑地として戦争準備のための計画だったといいます。舎人公園がとにかく広いのが、納得のいく話です。そしてひょっとするとこの不自然な堤も、延焼防止のために造成されたのかもしれません。

いずれにせよ、ソリゲレンデもこの傾斜を利用しています。景観的にも変化をもたらして潤いを感じさせてくれます。大阪の四大緑地とも関わりのある、防空緑地が元になった公園については関連記事をご参照ください。

関連記事:子どもと楽しむ大泉緑地海遊ランド徹底特集篇 緑地、公園、違いは何?

北東地区の中央にある大池は、すでに野鳥の楽園です。都会に残った大自然、遊び場のみならず活用されています。

舎人公園を訪れるには(アクセスについて)

舎人公園駅舎内にある舎人公園の案内看板改札口の目の前に公園案内があります

モノレール路線の日暮里・舎人ライナーの駅がある舎人公園はとてもアクセスのよい公園です。

【自動車を利用する場合】

駐車場:有料

浮球の池ソリゲレンデ、遊具を利用する場合は、第一駐車場からならばモノレールの走る大通りの尾久橋通りを連絡橋を渡って向かいます。

第二駐車場からは、バーベキュー広場を抜けて大池の横を北に進みます。フィットネス広場やキャンプ場を抜けて到着になります。混雑時には第二駐車場から道路を隔てた第三駐車場が開場されます。どちらからもすぐ隣ではありません。距離は同じくらいです。

住所:
足立区古千谷1(舎人公園第二駐車場 電話番号03-3854-8160)
足立区舎人公園1-1(舎人公園第一駐車場 電話番号03-3898-3555)

駐車場料金:1時間まで200円、以後30分毎に100円
(7時間以上24時間まで最大料金1,400円になります。)

収容台数:第一駐車場96台、第二駐車場46台

【公共交通機関を利用する場合】

周辺は密集市街地です。東武バスや足立コミュニティバスが走っています。バスでも不自由はありません。けれども、このバス路線についてあらかじめ知識がないのであれば、日暮里・舎人ライナーの利用が簡単です。

最寄駅:日暮里・舎人ライナー舎人公園駅

舎人公園駅は公園を貫く尾久橋通りと舎人公園通りの交差点に位置しています。まさしく公園のど真ん中。

JRの日暮里駅と見沼代親水公園駅間を運行する、東京都交通局のモノレール路線の駅になります。

モノレール運賃:初乗り170円(小児90円)、日暮里からで330円(小児170円)
(小児とは小学生。就学前の幼児は運賃を払った人に同伴2名まで無料、1歳未満は無料。)

まとめ:夏が恋しくなる!浮球の池は見逃せない

競技場やテニスコートなども整備され、広い敷地ではキャンプやバーベキューなども余裕です。なんといっても夏が楽しくなる浮球の池は要チェックです。ソリゲレンデのような大規模施設も、おいそれと作れるものではないでしょう。

そんなスケールのなか見過ごしがちな幼児遊具も、充分遊び甲斐があります。ただ、このスケールの公園らしい大型複合遊具の設置だって可能なはず。今後にはどうしても期待したくなります。

また、同じくスペースはあるのですから駐車場を制限付きでも無料利用できれば、さらに魅力は増すはずです。拡張も進んでいる舎人公園の未来は注目していきたいものです。

公式サイト:舎人公園