子どもと無料で楽しむ松本市アルプス公園【長野県松本市、人気の遊び場】

630 mに及ぶコースを駆け降りるアルプスドリームコースターが評判を呼んでいます。ただし、これだけは有料のもの。もっとも広場にあるものから、擬岩を上った尾根筋に展開して立ち並ぶいろいろな遊具まで、子供冒険広場はすべて無料。

動物園(小鳥と小動物の森)も、山と自然博物館展望室も無料(館内に一部有料展示あり)、マレットゴルフ場も使うのは無料です。ロングスライダーではなく乗り物に分類するのが正しそうなコースターは、どうしても管理の手が必要なだけにちょっと例外です。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。松本盆地を見渡す眺望も、大きな売り物になる松本市アルプス公園。位置するのは山の上で、街の公園とはいえないながら、松本の市街地からすぐ隣り合わせの場所にある便利な公園です。

むしろアルプスと名乗るのは、正確には違う! と言わざるを得ない場所。松本盆地でも、安曇平にある方の国営アルプスあづみの公園と間違いやすい命名ながら、楽しみ方も公園の性格も違うものといえます。

それでも国営公園のほうに負けないくらいの規模を感じ、遊具の種類の豊富さでは、むしろこちらに軍配があがりそうです。いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。

関連記事:子どもと格安で楽しむ国営アルプスあづみの公園



子どもが大型遊具で遊べるアルプス公園をしっかり解説!

アルプスドリームコースターの乗り場前の芝生にも、ちょっとした遊具が置かれているものの、アルプス公園で大型遊具で遊ぶ場合のメインステージは、大型滑り台もついた擬岩の斜面の上から、最後のローラー滑り台まで、丘の上に並ぶ遊具の道の部分です。

豪快に滑るアルプスドリームコースターは楽々システムのもの

時には大きくバンクのついたコーナーや、

ドキドキもののトンネルに突入したりの長く、変化に富んだコースを、

車輪のついたコースターに乗って走り抜けます。スピードを調整できるレバーを、しっかり握って挑戦になります。幼児であっても前に座らせて、2人乗りで利用可能! この場合、高校生以上が同乗するのが条件です。

係員の方がいらっしゃいます。操作は簡単ながら不安な場合はしっかり尋ねて下さい。

アルプスドリームコースター利用料金:大人410円、小中学生200円
(幼児同乗の場合は大人料金のみ、回数券6枚は大人2,050円、小人1,000円)

丘を下まで一気に滑る大迫力のアトラクションになっています。となると、この手のもので心配になるのは帰り路。

その点でもアルプスドリームコースターなら大丈夫。下りた後はそのままコースターを、ワイヤーで牽引してもらえます。

スタート地点まで戻ってこれます。なので再チャレンジも、乗り場前から展開している子供冒険広場に向かって、無料の遊具で遊ぶのも楽々な仕様です。

どんなふうに自分たちが楽しんだのか、その表情を確かめられる有料サービスもあります。事前に撮影OKスイッチを押してから滑走すると、ふたつの撮影ポイントで写真に収めて貰えます。

利用券を買った乗り場手前の建物のところのモニターで、写真を確認した後、気に入ったならば、100円で購入できます。QRコードでの発行となり、読み取れる端末からのダウンロードになります。

営業時間が変動的です。休日絡みの場合は10時から17時まで(お盆の前後は9時15分から)、1月、2月は全面休業。3月上旬、11月、12月は営業していても11時から14時、休業日も多くなるので事前確認したほうがよいです。

子供冒険広場は尾根道を探索する冒険の旅路へ続く場所

アルプスドリームコースター前の広場は、花見の季節に人気のさくらの森にも隣合わせとなる、遊具が点在する場所。ここは子供冒険広場水辺広場の分岐点でもあります。

擬岩で固められた滑り台のある斜面の裏手に、大型コンビネーション遊具とターザンロープがあります。

そこからさらに、アスレチック風の木組みの遊具のある尾根筋を、上りながら進めるようになっています。

そのルートはさらには、ネットの道に変化します。

そののちついに出現するのは、大きなネットトンネルの遊具。垂直な上りを含むものです。

子供冒険広場の最後には、いくつかのローラー滑り台を継いで、丘を下りてゆきます。

終着点はアルプス公園サービスセンターとなる建物もある森の入口広場。拡張されてできた東入口からはここに通じています。ローラー滑り台のエリアだけを上り下りして再度挑戦するルートはあります。

ただし、このような並びになっているため、どちらかといえばさくらの森の辺りから森の入口方向の尾根筋が順路といえそう。東入口から来たならば、まずは水辺の広場の坂道を上ってみるのがよさそうです。子供冒険広場の詳細は関連記事で詳しくガイドします。

関連記事:子どもと楽しむアルプス公園子供冒険広場探索編

水辺広場は気持ちのよい水遊び場

野外ステージの大屋根が日陰を作る家族広場は子供冒険広場に隣接

アルプスドリームコースター乗り場やさくらの森、野外ステージがあり火気使用可能(直火は禁止)な家族広場などに隣接した、子供冒険広場の遊具が並ぶ辺りから、尾根筋のほうに進まないほうの場所は、ほぼ並行して森の入口広場まで下っている水辺の広場になっています。

ここは暖かい季節には、水の流れもある園路になっています。特に上流部が水遊びにはピッタリな場所です。

木陰となる場所、休憩所になる場所も随所に配置されています。尾根筋が林間であること、そもそもが高原の街であること、そしてこの水遊び場になる水辺の広場をみても、真夏の盛りの選択肢としては、実に魅力を感じる公園になっています。

どの入口から園内に入ったとしても、一般的には森の入口広場から上ってくるルートになりそうな水辺の広場。それでも水遊びの気分の時には、子供冒険広場はさておいて、あえて上流部でゆったりと時間を過ごす選択もアリ! ということになりそうです。

動物園や抜群の眺望の楽しみもあり

頂上付近に位置して、さらに5階になる山と自然博物館無料展望室からの眺めが素晴らしいのはもちろんのこと。

松本平を開拓したという伝説の人物、泉小太郎の植えたというしだれ桜も見事な、南入口付近の展望広場周辺からの眺めも格別です。

北アルプスを目の当たりにする園内随一の展望スポットは、ジンギスカンが名物だったまきば山荘の跡地。公園に隣接するレストランがあった私有地を、市が買い取った場所です。

まきば山荘そのものも長く愛されてきた施設だったとはいえ、今では公園の一部として絶景が手に入ることになっているのです。

小鳥と小動物の森は無料の動物園

北側が大きく拡張された松本市アルプス公園は、展望広場でもみたように、これまでいろいろな楽しみが加わってきた公園になっています。その中で1978(昭和53)年に開園したのは、小鳥と小動物の森という動物園。

さくらの森のところから入った展示室のモクちゃんハウスから始まり、入場料などは一切かからない無料のものです。

入口付近のふれあい広場では、小動物とふれあいができます。

そこからサル、鹿、イノシシ、ポニーや鳥舎など

ぐるりと巡るルートで観察できるようになっています。

開園時間:9時~16時30分(11月~3月は16時まで)

山と自然博物館には一部有料展示も

2007(平成19)年に開館したのは、山と自然博物館。5階の展望室の他、1階の砂防事務所の展示は無料。他に松本やアルプス公園の自然の情報発信となる展示が見られます。それに関しては、中学生以下は無料ながら大人は有料です。

有料展示への入場料:大人300円(中学生以下無料)
開館時間:9時~17時
休館日:月曜日、12月29日~1月3日

当然のようにあるマレットゴルフ場も利用は無料

長野県といえばご当地スポーツといえるマレットゴルフ場も、36ホールで設定されています。南入口付近でそれなりのスペースを占めるマレットゴルフ場は、自由に無料で利用できるもの。

マレットとは木槌のことで、ボールを飛ばす訳ではないため、それでもなんら危険はないのです。道具を持ってない、または持ってこなかった場合のために道具の貸出があります。

500円でステッキ、ボール、スコアカードを利用できます。貸出などはアルプスドリームコースターの乗り場のところです。

北側の拡張部分には自然体験施設

2007(平成19)年、公園北側は拡張整備されて、東入口もできました。さらに北入口にかけて里山が再現されている森の里広場や森の観察デッキのあるしぜんかんさつの森などが追加されています。

松本市アルプス公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:長野県松本市大字蟻ケ崎2455番11
連絡先:0263-34-5640(TOYBOXアルプス公園サービスセンター)

公式サイトからの引用
バス    松本電鉄・松本バスターミナルより【アルプス公園線】20分(1日2便)
タクシー JR松本駅より15分
徒歩 JR松本駅より60分(距離約4km)

松本城からは松本市アルプス公園は北側

松本市街地は、松本盆地の中でも地層的に異なる成り立ちの場所で、具体的には奈良井川の東側となる深志盆地として区別される一体になっています。そもそもアルプスとは、ヨーロッバ最高峰にして、フランスとイタリアを隔てるモンブランを抱える山脈を指すもの。

松本市からの眺めとして北アルプスを代表する常念岳

東はオーストリア、スロベニアに至る、欧州の屋根ともいえる場所に例えて命名されたのが日本アルプス。1881(明治14)年明治政府に招かれて貨幣鋳造を指導していたイギリス人治金技師、ガウランドがそもそもの命名者といわれています。

特に糸魚川静岡構造線に沿って東側に急斜面を形成する飛騨山脈を、やはりイギリス人の登山家ウェリントンが北アルプスと著述してからは、松本盆地を支えるようにそびえる山並みを、こうして呼ぶことが通例になりました。

公園の東側に見えるのもまた市街地を飛び越した先の山地

ふたつの離れた地区からなる国営アルプスあづみの公園は、どちらの地区でもまさしく北アルプスの入口に位置しています。それに対してアルプス公園は松本の中心市街地を、糸魚川静岡構造線の西側の盆地から、突き刺すようにして隔てている山塊に位置します。

南入口展望広場横、まきば山荘跡地にはちょっとした遊具もまた設置

公園はこの山塊の南の端の頂上付近一帯になっていて、南入口付近からの眺望は、北アルプスを見渡すとともに、奈良井川と松本盆地の本流ともいえる梓川の合流点を、眼下に見ることになっています。

松本トンネル有料道路はこの山塊を貫き、深志盆地の北の端を結ぶルートで、さらに東に山に分け入って上田盆地に通じる国道254号線の終端部でもあり、市街地の混雑を解消するためのショートカットにもなっています。

東入口の先、花の丘からみる深志盆地北側の眺望

いずれにせよ、アルプス公園は北アルプスにあるのではなく、むしろ松本の中心市街地との関わりが深く、市街地からもすぐに行ける場所ということになります。

3つの入口があるアルプス公園で、地形や施設の配置を考えると目指したいのは南入口になりそうです。路線バスの停留所もここの発着です。ただし一番大きな駐車場があるのは東入口

中心市街地からは、一旦上った山を、松本トンネルの方向に少し下りたところになります。アルプス森のかけ橋を渡って花の丘を経由してローラー滑り台の下、森の入口休憩所のところに向かう入口になります。

アルプス森のかけ橋の下もまたふれあいの水辺という園地

尾根筋の遊具を遊ぶにしても、東入口からは、一旦水辺の広場を経由して坂を登って、遊びながら戻ってくるような使い方が一般的というのは、このような位置関係になるからです。

北入口はさらに松本トンネルの手前まで山を下りたところ。森の里広場しぜんかんさつの森には最寄です。この辺りは山登りになります。

【自動車を利用する場合】

南入口駐車場(181台)

駐車場:無料

東入口駐車場(466台)

南入口から坂を下ったところにあと50台分の(南入口)第2、3駐車場もあります。

北入口駐車場(23台)

北入口は23台しか停めることができません。地理的にも規模的にも、遊具で遊ぶうえでは無縁の出入り口です。

最寄インターチェンジ:長野自動車道路松本約5.2 km

高速道路からは市街地を抜ける方向になります。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:JR篠ノ井線、大糸線北松本駅約3.2 km

最寄バス停留所:アルプス公園
(松本駅そばの松本バスターミナルよりアルピコ交通アルプス公園線終点1日2便)

まとめ:アルプスでなく松本市の市街地に近い便利な公園

名前だけ見れば山の中にあるのかと誤解しそうな公園ながら、市街地はすぐそこ。それにしては、広さも、自然や眺めも、遊具の遊び甲斐も、水遊びも、エンターテイメントもしっかり揃うスケールの大きな公園になっています。

公式サイト:松本市アルプス公園