子どもと無料で楽しむ永野川緑地公園【栃木県栃木市、人気の遊び場】

街の一部として機能するように、広い芝生のエリアが広がります。そこには大きなコンビネーション遊具が置かれていて、遊び応えは充分。生活に溶け込むように使える公園にしては、遊具の規模が破格なくらいに恵まれているといっていい、永野川緑地公園です。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。公園が位置しているのは、蔵の街として観光客にも人気を集めている栃木県栃木市。といってもきれいに整備された中心市街地を流れる、巴波川の方でなく西側の永野川沿いの方。

永野川の桜並木もまた人気の公園

永野川は市街地と関東平野を縁取る山地を隔てるように流れてゆき、下流域で巴波川と合流して、さらに渡良瀬川と一緒になると利根川へと向かってゆきます。公園の背景になるのが大平山。

東京方面の眺望は山の向こう側、公園は大平山遊覧道路の一端付近

謙信平展望台の眺望で知られ、関東平野を見渡すことになるこの場所では、かつて上杉謙信が関東の勢力と対峙した折に、望む平野の広大さに感嘆したといわれています。夜景の名所でもあり、東京スカイツリーや東京タワーも確認できる時があります。

汐入公園からだと手前のビルも高そう、大平山からなら桁違いなのを認識可能

そんな場合には近くでみるよりもむしろ、スカイツリーがどれだけ高いのかはっきり分かるのが面白いのです。大平山からなら周囲には、並び立つようなものはないのが分かります。そんな眺望が示す通り、ここは関東平野の北縁の一部。

この辺りから山並みは日光や那須に向かって、北側に続くことになります。市街地の西側、市街地側の対岸で小高い丘となる錦着山公園併せて、街の緑の憩いの場となっている永野川緑地公園。いつものように独自に撮影した写真を満載して、人気の遊び場へのお出かけに役立つようガイドします。



子どもが大型遊具で遊べる永野川緑地公園をしっかり解説!

おおきなとんがり屋根が目立つ、永野川緑地公園にあるわんぱく広場の大型コンビネーション遊具。とはいえ、一点豪華でそびえているという訳ではないです。一番大きなとんがり屋根も、滑り台のための機能的なもの。それよりも周囲に連なる遊びが、多彩なことに注目です。

大きなとんがり屋根が中心部、回廊で連絡される両脇の部分

永野川の河川敷のほうからでも、隣接する栃木県立栃木工業高校の正門脇側の入口から入っていっても、とんがり屋根は目に入ります。公園では大型コンビネーション遊具の連なりの中でも、このとんがり屋根の遊具がもっとも高さがあります。

他に、もうひとつの小さなとんがり屋根を取り巻く部分と、木を丸く囲むデッキの部分、おおまかに3つのパートに分かれて、それぞれと連絡部分に、いろいろな遊びが組み込まれています。

横へ広がりのあるこれらを合わせた、回遊性の高い遊具になっています。遊具に込められた面白さ、楽しさを正確にいうならば、大型と強調するよりも、遊びがたくさん並ぶ遊具といったほうが適切です。

確かに遠目には高く積まれたコンビネーション遊具があるのか? と期待したくなる見かけです。ただ高さのある塔に関して言えば、機能はただのロングスライダーを滑るための螺旋階段でしかありせん。

とんがり屋根からのラインを作る周囲の木の板は、外周を半分取り巻くデッキと繋がる内部の、上の階の腰壁でもあるとはいえ、装飾としての機能が主なものです。

そして、3つのパートの真ん中になる一番高い塔、取り巻く部分にはやはり、遊びが盛りだくさんです。3つのパートがデッキで繋がる中、この辺りが高めに位置して緑の3連の滑り台などは、地上高をうまく活用しています。

永野川緑地公園の大型遊具については、ちょっと見た目で感じる、高さへの期待にはあまり応えてくれないものの、近づいてみると実はすごい! という理由になる多彩さこそが真骨頂のものになるでしょう。

とても目立つ一番大きなとんがり屋根からは長いチューブの滑り台

高さを楽しむロングチューブスライダーは、とんがり屋根内部の螺旋階段を上っていきます。このスタート地点のわずかな部分が塔の2層目。さらに上のとんがり部分には、何もないです。

あまり高さが売り物になる遊具ではないといっても、ロングチューブスライダーはわずかにカーブしながら、一気に滑る楽しさを味わわせてくれます。

さらに空中回廊ではない側に、もうひとつの滑り台もあります。内部の一層目のところから、少し下りて利用するもので、樹脂製でぐるりと旋回しながら滑ります。

滑り台そのものは、まさしく幼児向けによく用意されるもの。ただ、ここにすぐ上っていくのではなく、下りてたどり着くところが独特です。

ルートは3つのパートを巡る空中回廊から塔に入ってでも、塔内部の地上から螺旋階段で一旦一層目に上ってからでも、どちらでも大丈夫! 遊具を巡る冒険が大切に意図されているのがここでも伺えます。

中心部のとんがり屋根の周囲には空中回廊

両脇により小さな遊具のパートを従える、中心部のとんがり屋根。片側の小さなほうのとんがり屋根と連結する遊具回廊は、それぞれを取り巻いてS字を描いたのちに、真ん中に木の植えられたパートへ向かっています。

中心部のとんがり屋根の搭とは、足場付きのうねる斜面か、縄一本の吊り橋を使って行き来できるようになっています。

ほぼ半周を取り囲む中心部の周囲には段差があって、隈なくいろいろな遊びが並びます。

真ん中のとんがり屋根の搭との連絡部も入れると周回路にもなります。ここだけでもすべてにトライするならば、いくつのルートが選べるのか数え切れないくらいです。

小さな方のとんがり屋根の搭とは、吊り橋風のネット橋で連絡。

木を取り囲む遊具デッキへは、うねる橋で連絡されている中心部分です。

もうひとつの小さなとんがり屋根は

小さなとんがり屋根のほうは、とてもゆるやかで小さなローラー滑り台で遊ぶものです。

向かうスロープの雰囲気的には、3つのパートが連なる永野川緑地公園の大型コンビネーション遊具で、すべての入口はこちらといった風情。確かに近い方の駐車場から向かってくると、大きなとんがり屋根に導かれて、ここに至るような園内の導線になっています。

ゲートのようなものをくぐってスロープを進めば、提示される選択肢はふたつ。さらにゲートをくぐるか、小さなとんがり屋根に進むかです。

とんがり屋根を選んだ場合には、とても短いローラー滑り台のほうに向かいます。ふたり分の幅があって、誰かと一緒ならまた違う面白さがあるものです。

ゲートのようなもののほうを進めば、ネットの橋を渡ることになります。ローラー滑り台を選んだ場合は、もう一度滑り台でも、分岐していたゲートのほうに向かってもいいです。また、中心部のとんがり屋根の周囲のデッキにショートカットしてもいいのは、既に見た通りです。

趣向を変えて充実している木を囲むデッキ部分

中心部から、青い手すりの何度もうねる橋を渡った先が、もう一翼となる場所です。

中心部を背にして右に回ると、円周路にはまず、とても小さな樹脂製の滑り台が小さな階段と並んで接続されています。滑り台のサイズに合わせて、こちら側は一段少し下がっています。

逆に左側は一段づつ上がっていくことになります。最初の段には階段が接続、次の段には滑り台があります。

ただし、滑り台と階段の間には横棒と柱で繋がる部分があります。棒そのものはデッキから直接アクセスできないことからみても、ぶら下がったり渡ったりすることを、勧めるようなものではなさそうです。

ともあれ、特に意味なく繋がっている先には3種類のはんとう棒のようなもの。まっすぐに伸びたものと、ねじ曲がったもの、正確にははんとう棒ではなく、足場付きの縄のようなものと、なかなか凝った組合せです。

隣にある穴あきのパネルのような部分には、円周の空中回廊のほうからは、はめ殺しのドアのように見える部分があります。

反対側にはやはり緑色で、ドアのようなものがあります。開け閉めできる訳でなく、開いた状態のようにしてパネルに直角に固定されています。こちらから見るとはめ殺された部分は鏡になっていることが分かります。

滑り台はステンレスの座面で、なおかつ幅広のもの。連絡橋からは2段上がっているもののさほどの高さはないです。そしてほぼ180°周回した辺りに向けて、もう一段高くなります。

この木を囲む円周デッキの最上部には、階段と物見のパネル遊具に挟まれて、クライミングウォールが接続されて、穴が開いているためデッキから出入りができるようになっています。

クライミングウォールといっても、よくある垂直な壁ではないです。英語で書いてあるように、激しく波打つデッキの進入路でもあります。それも結構長いものになっています。

逆に反対側の連絡路のところからは、2段下がった一番低い部分と一番高い部分が隣合わせ。連絡はラダーを使うことになります。

この一番低い円周デッキの外側にあるのは、パネル遊具に囲まれた一角。

囲まれた中がまた、遊びが濃厚な場所です。いわゆるパネル遊具に加えて、壁のような板には穴と短いトンネル、真ん中のところに仕切りのようにネットが張られ、砂遊びのテーブルも据えられています。

幼児で、それも小さめの年齢対象と思われるコーナーではあります。一番低くなった円周デッキと、地面の間を埋めるようにもう一段のデッキも張られて、何やら飾りつけも!

パネル遊具の上の鳥の形のものなど、これでもかというくらいに凝った趣向が施されています。全般的に仕掛けが豊富な、3つのパートからなる大型コンビネーション遊具。パネルエリアは特に特徴的です。

隣には小さな滑り台、これは大きなとんがり屋根からの連絡路を背に、右に曲がったところになります。

並行するアスレチック風なコンビネーション遊具の見せ場は!

かように回遊性の高い大型コンビネーション遊具に隣接して、遊具の並ぶラインもおかれています。

一端の2柱は、上下にロープが渡されたものだったはずです。訪問時にはただの2本の柱。

斜めに三角を描くラダーの足場を経て、穴あきのクライミングウォール。

カーブする雲梯と続く、つまりアスレチック風遊具の並ぶものなのか! と思いきや

もう一端はお待ちかねともいうべき遊具。名前はアクションビームと掲示があります。こんな風に勿体付けた解説をするとお叱りを受けそうなくらい、実際にはこれが真っ先に目に入りそうです。

掴ってぶら下がりながら移動するやつです。トレッキグコムと読める英語も書いてあります。ピンクの雲梯のことで、それならその先は? と考えてみれば、アクションビーム部分以外がトレッキグコムなのでしょう。それか全体のこと、先には表示は見当たらないのです。

傍らには単独でターザンロープも

小さなとんがり屋根の近くには、ターザンロープも設置されています。2レーン並んで滑空できるものです。幅にはゆとりがあって、安心して並んで使えそうです。

周囲には一般的な遊具も並び

ぶらんこはすっぽり嵌れる幼児用のものと、通常の座板のものふたつづつ。

どれも低めの鉄棒が3段階の高さで3つ。

動物を模したスプリング遊具も3つ。シーソータイプを含むです。

独立したものには健康遊具も

デッキが大型コンビネーション遊具の特徴の永野川緑地公園。デッキのように作られたものが置かれています。どうやら背伸ばしや腹筋運動をする台のようです。健康遊具! というより器具と呼ぶべきものでしょう。

わんぱく広場を挟む芝生のエリアも広大

遊具のあるわんぱく広場を挟んで芝生のエリアが広がります。南側の駐車場の隣に太陽の広場、東側には河川敷のようなイベント広場多目的広場があります。遊具の周囲含めて芝生が気持ちのよい公園です。

ワンタッチ式の持ち込みテントの利用にも適した公園です。永野川対岸のワイルドフラワーパーク部分など、憩いや散策にももってこいの公園です。背景は山ながら、川の向こう側は市街地です。街にある公園と位置付けて違いはないでしょう。

永野川緑地公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:栃木市岩出町117-2
連絡先:0282-21-2413

川を渡った錦着山公園の足元、南側に栃木市のふれあいバスの停留所があり栃木駅から利用できなくはないです。ただし、本数も少なくやはり自動車で向かうのがおすすめになります。

【自動車を利用する場合】

西駐車場(165台、うち大型車2台)

駐車場:無料(262台)

東駐車場(97台)

大平山遊覧道路の入口にもなる上人橋を市街地から渡ったところが東駐車場。遊覧道路を少しだけ進み、栃木工業高校のほうに入って行くと隣接して公園入口があり、入ってすぐに西駐車場があります。

最寄インターチェンジ:東北自動車道栃木約4 km

栃木市の市街地北側にある、栃木I.Cから近いです。ルートが市街地を抜けるため、これといった決まり切った道はありません。どのルートでも4 km前後になります。なるべく西側のルートで中心市街地を迂回するほうがスムースでしょう。その場合上人橋の上流の橋を渡ることになります。

【公共交通機関を利用する場合】

最寄駅:JR両毛線、東武日光線栃木駅約2.4 km
最寄バス停留所:錦着山南より東駐車場約450 m
(栃木市ふれあいバス皆川樋ノ口線栃木駅9分)
利用バス便:
栃木駅発9時8分、11時8分、12時51分、(14時)など
錦着山南発(10時26分)、11時19分、13時21分、15時5分など

まとめ:観光で人気の街の公園はコンパクトに凝縮

趣向を凝らした遊具が楽しく、憩いの場としても気持ちのよい公園はコンパクト。北関東にはいわゆる超大型公園も並びます。その点、とてつもない迫力などは求められない永野川緑地公園です。

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その反面として遊具が3つのパートの大型コンビネーション遊具のところに固まっているのがよいところです。規模はそこそこながら、工夫が詰まった遊具のため満足度は高いです。どちらかといえば小さめの子どもにびったりな遊び場といえます。

蔵の街といわれる中心市街地、大平山の眺望、ふもとの大平ぶどう団地などを一緒に楽しんでも、公園でじっくり過ごしてもよく、遊びの選択肢も充実しています。