子どもと無料で楽しむ百目木公園【千葉県袖ケ浦市、人気の遊び場】

ガリバー砦と名づけられた大型遊具が面白い百目木公園。とても幅が広いとはいえ、種類としては一般的なステンレス製の滑り台。それが巨大なことが特徴になります。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思える場所をご紹介しています。自然渓谷風の大小の修景プールと、冒険と夢がテーマで趣向を凝らしたプール施設を始め、各種スポーツが楽しめる公園の中、無料で遊べる遊具広場も充実。

特にローラー滑り台に加えて、シンボルとなる大きな滑り台を擁する大型コンビネーション遊具で楽しく遊べる公園です。出発台の高さをそのまま、滑り台の豪快さに繋げているのが、なんとも潔いシンプルさ。さりげないのに意外にエキサイティングな百目木公園の遊びをよく見てみます。

子どもが大型遊具で遊べる百目木公園をしっかり解説!

大滑り台の迫力は実際に目にするとなかなか感動的。公園で長いローラー滑り台を滑る時には「すごさ」を感じ取れるものです。そんな感覚とも、どこか違うものがあります。

特に小さな子どもにとっては、目の前に立ちはだかる壁の圧迫感はより大きいはずです。理屈抜きに直接に伝わる迫力が、感覚的に分かり易そうです。しかも、大きなステンレスの壁は、褪せることなくキラキラしているのです。

そんなガリバー砦を中心に、スポーツ施設の傍ら遊具が点在するのが百目木(どうめき)公園です。割かれている面積としては魅力的なプールやスポーツ施設が大きい公園ながら、遊具の特色もまた、際立っている公園になります。

感覚的で分かり易い迫力が魅力!理屈抜きで楽しいガリバー砦の大きさ

ほとんどの部分で千葉県の北側の県境をなしている利根川に次ぐ、県内第2位の長さの川となる小櫃(おびつ)川。その河川敷に作られた公園で、房総半島らしい丘陵地に囲まれつつ、開けた平坦地の景色が美しい場所にあります。

小櫃という名前は古くからの伝承に基づいています。伝承の主人公は弟橘媛(おとたちばなひめ)。亡骸が流れ着いたことで作られた、小櫃に由来するというものです。弟橘媛とは日本武尊(=倭建命、やまとたけるのみこと)の東征に同行した后。

記紀には日本武尊が相模から上総に海を渡った折に、起こった暴風雨を自らの身を捧げて入水して鎮めたとの記述が残ります。その亡骸が流れ着いたのが、ここを流れる小櫃川だというのです。この献身によって、日本武尊の東征を進めることができたということになっています。

弟橘媛のエピソードの前、東国での火攻めを草薙の剣で乗り切ったエピソードについて関連記事で触れています。

関連記事:子どもと無料で楽しむ元焼津公園

これに限らず房総半島の各地には日本武尊の東征に関わる伝承が残ります。これが当時からのものなのか、記紀の記述にちなんで生まれたものなのかは判然としません。

いずれにせよ房総の眺めは、そんなエピソードにリアリティを与えるようなところがあります。百目木公園から見る景色は、そんなロマンに溢れるムードを感じさせるものです。

さて、ガリバー砦の最上部から下りるのは、ステンレス製の幅の広い大滑り台のみならず。他にロングローラースライダーも発進しています。

ロングローラースライダーのほうは、ゆったりとなだらかにカーブを描きながら地上に向かいます。地上に下りたところの傍らには、さらにもうひとつのローラー滑り台の着地点。ただし、こちらはごく小さく短いものです。

高い塔までの低層部分はネット遊具と回廊になっています。

回廊はゆったりとなだらかに始まって、橋を経由しながら多くの仕掛けが組込まれた部分へと続いています。

ごく平凡な通路かと思いきや、途中は不規則にうねっていたりして、ちょっと不思議な感じ。このちょっとしたファンタジーな異世界感が、子どもの気持ちを盛り上げてくれそうです。

スロープから上って進んだ先にあるのは、2連の黄色いチューブ滑り台。なるほど、友達や兄弟姉妹で競争などもできそうです。

滑り台は、最初の傾斜が少し急になっています。刺激度も高いです。着地点は黒いゴムマット。

2連滑り台の傍らにはネット遊具もあります。どちらも出口であり、入口であります。そこそこ距離もあって、これもまた楽しそう。

他にも上り下りに使えるルートが、設定されています。

階段は急な角度になっています。下りるためには2連の滑り台があります。そう思えば決まっている訳ではないにしろ、どちらかといえば上り用のルートになるでしょう。

他には、平坦なネットを制覇する道もあるのです。上のほうが傾斜が急なところは、上るにしろ下りるにしろ、ちょっと難儀です。ほどよい挑戦になるのがいい頃合い。

一方のトンネルネットについては短いローラー滑り台に繋がっています。

最後には、ちょっとだけローラー滑り台で締め。この短いローラー滑り台だけでも完結できるように、短い階段でも上れる台場があります。そこと連絡するネットになります。

垂直に切り立つ部分も、水平に空中を進む部分も、遊び応えがありそうです。

体中使って攻略するのはふたつとも同じ。もうひとつもやはり急激に垂直に上り下りしますし、水平にある程度の距離を進みます。こちらのネットが白いのは、メンテナンスの時期の違いなのでしょう。

床板を段々と上って行けば、頂上に到着です。

ふたつの滑り台の魅力はそれぞれ。甲乙はつけがたいところです。だたどちらも長すぎないのは、繰り返し遊ぶにはよいところ。どちらも何度も滑ってみることになるのでしょう。その時に違う滑りが交互にでも可能なところは、最初から意図されたものなのか偶然なのか。いずれにせよ僥倖ともいえる贅沢さです。

ガリバー砦の西側、第3駐車場の方に向かったところにトイレがあります。裏手は駐車場。

トイレの前には飲料の自動販売機が2台。駐車場のところから出た先、小櫃川を渡る道を川とは逆の北に向かえばコンビニエンスストアもあります。距離にして600 m程度でしょう。園内ならば、他に飲料の自動販売機があるのは管理事務所の横になります。

トイレは多目的ながら障碍者対応というだけで、特に子どもと利用して便利な設備ではありません。もちろん広い個室ではありますから、一緒に使うにはよいでしょう。

屋根のついた休憩所、それから砂場らしきものが、ガリバー砦とトイレの間にあります。砂場らしき場所の中央には、見守りの大人のため? のベンチがありました。

幼児向けらしきライオン砦、それでも歯ごたえありのアスレチック風味

子どもが遊ぶ時、主にガリバー砦周辺に遊具は並んでいます。だたし、ちょっと離れてもうひとつ、やや小さめながら遊具があります。それがライオン砦。管理事務所に近い、池と水の流れのある芝生広場の端に置かれています。

いわゆる幼児向けのコンビネーション遊具になるのでしょう。ただ木製であるところは注目です。幼児向けながらアスレチック遊具の風味も利いています。

しっかりと塔の最上部にバネル遊具が備えられているのは、珍しい趣向でしょう。そんなターゲットへの冒険の道、もっとも簡単な手段は、階段を上ること。

最初の台場に上った後には長めの吊り橋。

渡った先の塔の手前の台場へは、もう少し骨のある方法もあります。ロープを使った壁登りやネット。これならより広い年齢の子どもが満足できるでしょう。

さりげなく少し努力が必要な難易度。随分小さな頃からちょっと頑張ってみたり、見守りと手助けがあれば、どんどんチャレンジできるレベルがうれしいです。

こちらがわの台場にも階段は用意されています。帰り路は滑り台で!

その他の遊具も見てみると…

ガリバー砦の隣にはライオン砦とはまた趣向の違う、一般的なコンビネーション遊具があります。緑色のうねうねしたストレートのものと、ベージュの旋回する滑り台は一本橋で結ばれています。

そこから直角にチューブトンネルでもうひとつの台場に繋がります。橋でつながった台場はどちらも、クライミングウォールと足場付きのはんとう棒。高さはないとはいえある程度の難易度ありです。

より高さが低く、階段のアクセスがあるこちらの台場は、パネル遊具もあることからも、より簡単なショートカットなことが分かります。脱出路はチューブの短い滑り台。

さらに小規模なコンビネーション遊具もあります。ごくごく小さな子ども向けです。

この辺りは野球、ソフトボールに使う芝生広場の外周路に面しています。

他にあるのは運動器具的なもの。定番のはずのブランコがないところは、公園としては珍しいといえるでしょう。

あくまでアスレチック風味のものがいくつかあります。

この遊具の揃え方をみると、やはり百目木公園は運動公園であることを意識しているのだなと感じます。

ほんの少しだけスプリング遊具もありました。

夏の楽しみはプールだけでなく、無料の水遊びも!

百目木公園の夏といえばプールながら、無料で同様に涼を取れるスポットでもあります。池や流れでの水遊びは、地下水利用ならではの気持ちよさ。湧き水は自噴しているものだということです。

人気の百目木公園プール、有料施設の利用案内

夏には人気を集めるアミューズメントプールも百目木公園の主役です。

多彩なプールの種類
修景プール(大)(深さ1.2 m、幅25 m、面積300 m²)
修景プール(小)(深さ1.8 m、幅8 m、面積100 m²)
着水プール(約50 mの大型スライダーの着水地)
アドベンチャープール(面積100 m²、ターザンロープ、水鉄砲砦)
ファンタジープール(面積110 m²、噴水、噴水付きシーソー)
せせらぎ(面積240 m²、修景プールからファンタジープールへの流れ)

利用期間:7月10日~8月31日、天候や気温(22度以下)により休園あり
利用時間:9時~17時
利用料金:1日一般560円、4歳~中学生280円
利用者が市外の場合1日一般840円、4歳~中学生420円

スポーツ関連の有料施設案内

その他、有料で利用できる予約制のスポーツ施設があります。

  • テニスコート2面
  • 野球、ソフトボール場
  • ゲートボール場
  • ドッグラン(会員制、年会費制)

百目木公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:袖ケ浦市百目木200
連絡先:0438-75-7277(百目木公園管理事務所)
定休日:ありません

高速道路のインターチェンジが近く、無料駐車場も充実。自動車での利用が便利です。公共交通機関を利用する場合も木更津と上総亀山を結ぶ久留里線の駅から徒歩圏です。

【自動車を利用する場合】

百目木公園の第3駐車場ガリバー砦に近いのは南側にある第3駐車場

駐車場:無料(290台)
最寄インターチェンジ:館山自動車道路木更津北5分ほど(3.4 km)

百目木公園の第2駐車場一番大きな公園北側、管理事務所西側の第2駐車場

東京からの百目木公園の利用に際しては忘れられない東京湾アクアライン。海上に設置された、ただのP.Aとは思えない規模で、使いでのある海ほたるについての関連記事があります。

関連記事:子どもと無料で楽しむ小中池公園

百目木公園も東京から出掛けるならば、ETC割引がとてもお得な東京湾アクアラインと海ほたる利用が便利です。

無料の休憩スペースのほか、いろいろなカフェや専門レストランにフードコートと飲食の選択肢も豊富。

お土産選びに遊戯場、たくさんのガチャガチャなど房総への旅の締めくくりにももってこいです。帰り道ならば無料の足湯で夜景を眺めながら一休みもいいでしょう。

【公共交通機関を利用する場合】

百目木公園第1駐車場ゲート徒歩の場合公園北側、管理事務所東側の第1駐車場横ゲートを目指すのが最寄

最寄駅:JR久留里線東横田駅徒歩8分ほど

駅からは比較的近い公園です。運行は毎時1本ほどで、木更津からの下りが10時台、木更津方面への上りが12時台の便がありません。

まとめ:シンプルな迫力の大滑り台は要チェック、ついでの利用以上の価値あり

プールの利用も楽しいスポットとはいえ、小さな子どもならばプールに入場するまでもなく、無料の水遊び場のほうが利用しやすいともいえます。夏に楽しさが倍増する公園ながら、遊具の魅力が乏しいかといえば、とてもそうは言えないでしょう。

一気に滑り下りる大滑り台は、見た瞬間からワクワクすること請け合いです。ありそうでなさそうな遊具として、とても特徴があります。一見の価値あるちょっとした穴場となっています。

ただのついでに利用するだけではもったいないとはいえ、東京からアクアラインを渡って、房総半島の入口にある公園になります。房総の旅の序章にも締めにも、ちょっとしたお出かけにも、覚えておくと役に立つ公園に思います。