大型遊具がいくつも立ち並ぶ五十部(よべ)運動公園。ゴムチップウレタンでキレイに舗装されたウォーキングコースの両側に、遊具が配置されています。その様子はまるで街道の並木のよう。

まさに「遊具並木」とでも言いたくなる公園。渡良瀬川の堤防に続く、日当たりよく芝生も快適な場所になります。子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。

夕日がきれいな街と歌われた栃木県足利市。歌のヒットでその代表となったスポット、渡良瀬橋の少しだけ上流の市街地。地域医療の中核となっている足利赤十字病院と、一体的に利用できるように整備されて2009(平成21)年に開園しました。

そのため利便性もよく、環境も抜群、楽しさはもちろんの公園になります。とてもおススメな、11基におよぶ遊具のある五十部公園を詳しく見てみます。

子どもが大型遊具で遊べる五十部運動公園をしっかり解説!

足利赤十字病院をほぼ真ん中にして、その南側に全長1,180 kmのウォーキングコースがあります。その赤いゴムチップウレタン舗装路に沿って、ふたつの2層の大型複合遊具と3基の複合遊具ほか全部で11基の遊具が並んでいます。

赤十字病院の東側一帯には運動施設、西側に行政上は五十部公園となる芝生広場と駐車場があって、五十部公園にも少しだけ遊具があります。五十部運動公園と五十部公園は一体といってよいでしょう。実際に訪れても境目があるようには思わないはずです。

階段の向うが五十部公園、手前が五十部運動公園

この公園の中で遊具を楽しむ本拠は、ウォーキングコースエリア(軟式野球場をぐるりと一周する部分を除く)になります。ウォーキングコースも赤十字病院真横となる健康エリア(健康器具的な遊具あり)、さらに東側に休憩エリア、そしてその東の野球場の手前、遊具エリアに分かれています。

その中で遊具は遊具エリアだけにあるのではないです。けれども、多くが集中して「遊具並木」の様相を呈しているのは、このエリアになります。

ふたつの大型遊具に挟まれ遊びが立ち並ぶ遊具エリアの様子

赤十字病院付近からウォーキングコースを進むと現れる、赤い遊具から野球場の隣、一番東側のオレンジ色の遊具までの間、ふたつの2層の大型コンビネーションの間に種類も豊富に遊具が設置されています。

この間がおおよそ遊具エリアとされる場所、次々に違った遊びをこなしていくエリアです。活発に遊べる年代の子どもならば、運動公園東側の野球場横からアプローチするのがよさそうです。

このオレンジ色のコンビネーション遊具、2層になっていて難易度が高そうに見えます。けれどもそこは巧みに仕掛けられています。

塔の両脇は微妙に難易度が切り分けられた台場。特により小さなこちらは2連のミニ滑り台がサービスされています。けれども隣への渡りはハード。

実際にはハードというよりも、小さな子どもには困難です。つまり滑り台はショートカット。雲梯にチャレンジするなら、小さな台場はスタート地点です。雲梯そのものは次々とやってくる直角の部分で、持ち手の向きを調整しやすいように配慮されています。

真ん中の2層の塔は大きな滑り台の出発点。この塔へ向かうにはいろいろな方法があります。中でもこのオレンジ色で、中継地点に透明な窓と天井がつけられたチューブトンネルを抜ける方法が目立ちます。ここが、どうしてもそそられる入口でしょう。

もちろんいくつかの手段で直接アプローチしてもいいのですが…

チューブトンネルはどうみても搭乗口をイメージしています。行けるならここからがおススメという意図を感じます。

何らかの方法で塔内部に辿り着いたなら、あとは頑張ってよじ登ってみましょう。

もちろん、迂回路も用意されています。

ただし、その場合は隣のもうひとつの台場から。こちらから塔に行かずに降りてしまうショートカットは青い2旋回する滑り台です。

いずれにせよ、最後に待っているのは爽快な滑り。これが五十部運動公園、五十部公園最長のものになります。

オレンジ色の大型コンビネーションの隣にはターザンロープ。スタート台は小さく築山されていて傾斜を作ってあります。感覚的にスタート台に上るよりも安心感があります。

公園遊具においてターザンロープは公園御三家のひとつ、ブランコの発展形と考えます。五十部運動公園ではターザンロープのすぐ隣はブランコ。よくある腰掛板のタイプが4連。幼児でも安心のすっぽり入る座椅子タイプが2連で両タイプが並べて配置されています。

公園遊具の御三家、発展形の新御三家についての考察があります。

関連記事:【山梨県身延町、人気の遊び場】子どもと無料で楽しむ公園 富士川クラフトパーク

一方、川側のサイドの遊具は幼児を強く意識したかのよう。列車をイメージしたものでパネル遊具にもなっているのが客車の部分。先頭まで歩いてみることになります。

抜けながら進んだ先、ハンドルらしきものを回してみたあとはトンネルをくぐります。

そこは列車の先端部という趣向になっています。

かわいらしい意匠のスプリング遊具が置かれた隣では、幼児向けの複合遊具で遊べるようになっています。

3つの滑り台をパネル遊具がはめ込まれた通路で結んでいます。滑り台はおのおの違うタイプ。うねうねしたストレートタイプにカーブしたもの。

2人並んで競争もできる2連タイプの3種類です。通路のパネルもいろいろな種類が織り込まれて、小さいながらも楽しさいっぱいです。

さらに隣には、大型コンビネーション遊具の赤い方。公園エリアの両端に位置するうちの一つがこれです。豪快な滑り台が特徴となる遊具で、大きな遊具の2ヵ所から3本が発進します。2ヵ所は上り下りで進むことになる、うねった長めのチューブトンネルで連絡されます。

一方は2層部分から左右対称に配置されたふたつのチューブ滑り台。対称な形なだけで同じものではあります。けれども、どうせなら両方滑りたくなりそうです。

大きく外に飛びでるようにスタートしてカーブするのが面白い形。

もう一方は、高さはないものの3連となっています。子どもを挟んでお父さん、お母さんと一緒に滑ることも可能。何気なく面白い趣向が用意されています。

この3連滑り台の下は念入りに砂場となっています。ここが特に目立ちますが、五十部運動公園では滑り台の足元を砂場にするのがデフォルトのようです。ちょっとした安全への配慮ですね。

3連滑り台へはチューブを潜ってこなければ、階段でなくネットによるアクセスになります。

赤い2層の大きなコンビネーション遊具の隣に遊具はもうひとつ。公園内の遊具エリアと呼ばれるのは、このクライミングウォールまででしょう。

クライミングウォールも進化しています。この登坂遊具、既存製品のようでたまに見かけるものです。特徴としては両サイドにロープがついています。それから補助的にポールが立っていたりするため、ただのクライミングウォールよりも、とっつきやすいのではと思います。

ここから赤十字病院までは芝生エリアが続きます。

きれいな芝生で自由に過ごせる休憩エリアの様子

この細長い芝生のところは、公園では休憩エリアと呼んでいる場所です。遊具エリアと病院前の健康エリアの間。ウォーキングコースの脇の片方は築山されて、いずれにせよ両サイドは芝生で覆われています。そこには日差しを遮る屋根付きのテーブルとベンチやトイレ、自動販売機があります。

築山された部分は尾根にも一筋の道ができています。途中に腰掛けられるストールのようなものも。

休憩エリアに設置されたトイレは多目的対応ではないです。

自動販売機は飲料がふたつ、アイスがひとつ。敷物やサンシェードを持参して過ごすのも快適そうな休憩エリアです。

いくつかの健康遊具もある健康エリアの様子

足利赤十字病院の渡良瀬川側は健康エリアとされる部分。一貫してきれいに手入れされた芝生のスペースには健康遊具も置かれています。

ただしほんの少しだけ。もっとも健康遊具と紹介されているとはいえ、この手の物は遊具というには負荷のみが高く、トレーニング器機というには物足りずの場合が多いです。ここでもそんな印象のものが並びます。ここは大きな病院の横ですから、患者のリハビリテーションにどうかと思えば、ちょうどよいのかもしれないです。

健康エリアと休憩エリアの間には幼児向けの複合遊具

ちょうど病院との連絡口となっているあたり、休憩エリアと健康エリアに挟まれて、あとふたつの複合遊具で遊べるようになっています。

どちらも小さめな幼児向けのものになります。青いコンビネーション遊具は帆船の形。

旋回する滑り台に加えて突き出たチューブトンネルの滑り台がポイントです。

白く光が透ける明るさが冒険心をかきたてます。

艇首を模した部分もどこか航海気分を盛り上げてくれます。

もうひとつのコンビネーションもなかなかの密度がある遊具です。滑り台はふたつ。2連で並んで滑れるものを含めてストレートタイプ。

滑り台のついた塔の部分もよいですが、注目すべきはチューブトンネルで結ばれた先のパネル部分。

親しみやすいデフォルメが施された恐竜の絵に加えて、手先を使って遊べるRACINGも興味深いです。

一体となる五十部公園は駐車場と芝生広場に少しだけ遊具

赤十字病院の西側の芝生は五十部運動公園、五十部公園内で一番大きな築山がされています。そこには若干のスプリング遊具が配置されます。

さらにブランコがあり、多目的広場となっている芝生広場にはヘリポートも。こんなところも足利赤十字病院と連携した公園の特徴となっています。

無料のものもある運動施設の様子

軟式野球とテニスコートは有料となっている運動施設。公園敷地のもっとも東側は軟式野球場です。その周囲もウォーキングコースの一部。全長1,180 kmといっているのは、この周囲を含めてのことです。

他には予約制でバスケットボールコート。こちらは料金は無料です。運動施設の隣になる大きな太陽光発電パネルの裏側にも芝生が広がります。ただ公式には公園の敷地ではないようです。


有料運動施設の料金:野球場367円/1時間、テニスコート252円/1時間

両毛広域圏以外の住民は1.5倍、高校生以下は半額

(両毛広域圏とは栃木県足利市、佐野市、群馬県太田市、桐生市、みどり市、館林市、大泉町、邑楽町、千代田町、明和町、板倉町)

五十部公園を訪れるには(アクセスについて)


住所:栃木県足利市五十部町外(足利赤十字病院は五十部284-1)

JR、東武の足利駅から約3 km前後、足利市内を貫く渡良瀬川の堤防沿い、足利赤十字病院の所にあります。バス便は足利赤十字病院へのものを利用。病院の駐車場の他に3ヶ所の駐車場があり、すべて無料です。周辺は足利市街の住宅地になっています。

【自動車を利用する場合】

駐車場:無料(192台)

運動公園駐車場59台

足利赤十字病院の正面入口のある県道67号線から入る駐車場です。中心市街地方向から赤十字病院に向かい運動場が見えてすぐのところに看板があります。

中央付近駐車場45台

足利赤十字病院正面入り口から入り、病院の駐車場の手前を左に曲がった奥にも公園の駐車場があります。

五十部公園駐車場88台

渡良瀬川の堤防沿いの道から入って行く駐車場は西側の五十部公園のこちらになります。

最寄インターチェンジ:北関東自動車道太田桐生10分ほど

【公共交通機関を利用する場合】


最寄駅:JR両毛線山前駅バス便

最寄バス停留所:足利赤十字病院下車すぐ

JR両毛線~東武足利市駅路線

他に足利赤十字病院と市内を循環(東武足利市駅、JR両毛線足利駅を通過)するバス(生活路線バスあしバスアッシー山辺線、御厨線 )、足利赤十字病院停留所を利用可能で東武足利市駅、JR両毛線足利駅を通過する路線(あしバスアッシー名草線)、東武足利市駅を通過する路線(あしバスアッシー小俣線、松田線)が利用できます。

足利市生活路線バス運賃:大人(中学生以上)200円、小学生100円、幼児無料

まとめ:歴史の街に出現した遊具満載の公園、子どもと一緒なら忘れずに!

渡良瀬橋から見る夕日は、とてもきれいと歌われた足利の街。すっかり観光名所になった渡良瀬橋から見る月もまた格別でした。

河内源氏から出た源義康が、領地だったこの地、足利荘からとって足利氏を名乗ったことが始まりの家系。そこからは室町幕府を開いた足利尊氏が生まれることになります。

所縁の社寺も多い歴史の街、日本最古の学校、足利学校や渡良瀬橋からも山の中腹に見える色鮮やかな足利織姫神社、あしかがフラワーパークなど見どころも多い街。そんな中で、子どもと一緒ならば五十部運動公園も忘れたくないスポットです。

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