公園遊具の御三家を考えた時に、欠かせない遊び場が「砂場」。砂場にとてつもない迫力があるなどとは、なかなか考えづらいことです。「ふわふわドーム」が砂場に刺激的なエンターテイメントを持ち込むものだとしたら、タイヤ公園での遊びは砂場にダイナミズムをもたらすものだと思えます。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。東京都大田区が自ら語るのは、アメリカやオーストラリアを始めとした海外まで紹介されて、話題となっているということ。確かに独自の魅力があり、沢山のタイヤはそこにあるだけでなく、それぞれが公園に欠かせない魅力を形作っています。

無料の駐車場は、遠くからでも公園を楽しむためにありがたいものです。ところが、タイヤ公園には駐車場はありません。けれども東京都大田区ですから、公共交通機関に不自由はないです。

今回は自動車での移動が主だという方でも、たまには電車で! という選択も検討できるように、典型的な東京の下町らしさのある、雑色の街の様子も含めてご紹介したいと思います。

公園で欠かせない遊具とは? について御三家、新御三家を考察した記事があります。

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新御三家のそれぞれの典型例はこんな感じというのが分かります。

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子どもが大規模遊具で遊べる タイヤ公園をしっかり解説!

タイヤ公園という名前は、タイヤを沢山利用しているからです。かといってタイヤ公園がタイヤと戯れるだけかといえば、全く違います。公園として欠かせない遊具はひととおり揃っています。

やはりタイヤが主役!さらに基本的な遊具も揃う公園

その上で、ほとんどそれぞれにタイヤが関わっているところは確かに、なかなかない特徴となります。

4つの大きなモニュメントが象徴に!

とはいえ、やはり分かりやすい話のネタになるのは巨大なモニュメント。「足から頭までの高さが8 m、頭からシッポまでの長さが20 m」と大田区のウェブサイトでも紹介されている大怪獣でしょう。

大田区としては、決してそのつもりはないのかもしれません。よく見ればそれほど似ている訳でもないのが実情ながら、この黒光りするボディと形を見れば思い出すのはやはり…

六本木ヒルズ、テレビ朝日の公開スペース「アトリウム」に番宣で設置されていたゴジラ

これでしょう。ちまたの評判でもこれはゴジラに違いない! と断じているのをよく見かけます。いずれにせよタイヤ公園の楽しみのひとつはこの大怪獣ともう一体少し小さなもの、さらにロボットらしきものと塔閣のようなもの。

合計4つを眺めることも含まれると思います。この公園のシンボルは自由に触ってみれますし、可能な限り上ってみるのも面白いです。

大きな尻尾部分は入り込んで遊べる迷路風の作り。

もう一体のほうの大怪獣はやや小さめになっています。

大きな砂場というのが秘められた特徴

モニュメントになっていたり、明確な機能があったりするほか、多くのタイヤが一見無秩序に並ぶゆえ、いろいろな遊びができそうです。そんな自由を担保するのが、実はタイヤ公園は大きな砂場なのだという事実。豪快な公園をダイナミックに遊び尽くすには、すべてを柔らかく受け止めてくれることは重要になります。

タイヤ公園は比較的コンパクトな公園ながら、大きな砂場だとしたら相当なスケールです。そして砂場の中には、しっかりいろいろな遊具が埋め込まれているのです。そちらもひとつづつ見てみましょう。

大きな壁のよう!迫力の大滑り台はアスレチック要素も

大きな壁のような大滑り台。もちろん階段もあります。

豪快に滑るコンクリートの斜面。そこからの滑りは、砂が受け止めてくれる仕組みです。

幅広い滑走面の両脇には、タイヤが組みこまれています。もちろん手掛かり、足掛かりとしてよじ登ってみるためのもの。

よく見ると、滑走面の左右で少し仕様が変えてあります。チェーンで吊り下げられたこちらもまた、別の面白さがあります。

もうひとつの並んで滑れる中規模の滑り台

写真ではコンクリート補修の養生で使用が休止されていますが2018年早々に再開予定

同じように幅広の滑走面を持つ中規模の滑り台は背面から上って滑るタイプ。

階段と壁登り、2種類の手段があります。いずれにせよ同時に上って一緒に滑れます。

小さな円形広場には一般的な滑り台を設置

タイヤ公園は大きな砂場なことに間違いはないです。ただ、詳細をよく見るとエリア分けはしてあります。大きな滑り台のあるエリアは小さな一角。

大怪獣の並んでいるのが大きな円形広場(砂場)、さらに小さな滑り台とロボットのモニュメント、塔閣のモニュメントのある小さな円形広場(砂場)に分かれています。こちらはより小さな子どもを対象に考えていることは明らかでしょう。

ロボットも塔閣も、あまりよじ登るようなことは想定されていないようです。やるとしても、足元のタイヤに上ってみるくらいに思います。

ふたつのブランコは大きな円形広場の両端に

公園内にはタイヤを使ったブランコらしきもの? もありますが、いわゆる公園のブランコもふたつ用意されています。

どちらも同じ仕様の4人が並んで遊べるものです。

タイヤの足場を上る遊具はジャングルジム風の砦

鉄柱が立ち並んでいる中、タイヤが段差を作りながら組み込まれています。

しっかりした足場もあれば

スリリングな足場の部分もあります。

タイヤを使った冒険をするアスレチック遊具

タイヤを使って体を動かすことがテーマなのだろう遊具。このアスレチック遊具は4つのパートに分かれています。

これはブランコに違いはないでしょう。

グラグラが楽しそうなタイヤ橋。

クライミングウォール風のタイヤ壁。

タイヤなんだから回してみようという意図は至極もっともです。これは名前をつけるならばタイヤローラー?

段差を上ってみるタイヤの小山

上ってみるのはやはり基本です。沢山タイヤがあるならこれもあって当然。でもしっかり固定してあるのがミソといえばそういうこと。高いところは段差も大きく、自然にレベルに合わせて遊べるようにしてあるのも配慮を感じます。

さらに中規模、小規模なタイヤモニュメントアイテムも

大きな4つのモニュメントの他にも、タイヤで造形されたものがあります。これは亀? ひょっとしてワニ? シン・ゴジラの幼体を思わせるのが首まわりの赤い模様。あの不気味なエラを思い出します。実際、意図したのは怪獣ではあるとのことです。

こちらは逆さに埋まってしまった自動車。面白い設定です。

大型車用の特大タイヤはドカンと置いてあるだけでなく、

吊るしてありますから、いろいろな遊びを試して見れます。

公園の設備はどんな感じ?

全体が砂場であることも特徴のタイヤ公園では、管理事務所の前に足洗い場もしっかり整っています。公園の特色上、これは欠かせない設備です。

大きな滑り台とロボットのモニュメントのある広場の付近に小さなものも。

公園横の住宅の前には自動販売機が3台。公園に接する周囲ではここだけのようです。

道の向かい側にはちょうど休憩スペースがあります。ツタで日陰になる場所で、日差しの強い季節には、付添の大人にとって特にありがたいです。

トイレはオムツ替えシートを備えています。

この公園、行政上の正式名称は西六郷公園となるようです。けれども、タイヤ公園というのはもはや通称でも愛称でもありません。看板にもはっきりと書いてあるのは、あくまで「タイヤ公園」です。 

タイヤ公園を訪れるには(アクセスについて)


住所:東京都大田区西六郷1丁目6番1号

神奈川県との境となる多摩川の河口近く、羽田空港からほんの少し上流のエリアで、京浜急行線駅前の商業地から、少し離れた住宅街に位置しています。街を散策しながらですから、駅からも楽しく歩ける場所。ただしそんな所なので駐車場はありません。自家用車などの場合には民間駐車場を探すことになります。

【公共交通機関を利用する場合】


最寄駅:京浜急行線雑色(ぞうしき)駅徒歩10分

雑色駅からは下町の魅力を堪能しながらの道筋

雑色駅前の広場からはアーケード商店街を抜けて行きます。

駅前には大きな建物があり、そこには「エブリデイ、ロープライス」のOKストアの本拠があります。

人気も高く大規模なスーパーマーケットの存在にも揺るがない、下町の商店街とともにタイヤ公園は地域の名物になっているようです。駅前の看板でも、まっさきに案内されています。距離にして590 mとの表記。

おやつの入手には事欠かない商店街を抜けて

生活が息づく街では食料品店も多彩です。おやつの調達にも迷ってしまいそう。ひと通り食べるためにも何度も訪れたくなります。

立ち食いも可能な焼き鳥屋さん。山盛りに盛られたいろいろな種類の中から選択可能。

ちょっとしたおやつに満足感も高い、揚げ物などのお惣菜も選び放題のようなもの。

少しおなかを満たせそうな軽食系のもの、おにぎりや稲荷寿司などももちろんあります。

魅力的な甘味処もしっかり存在。たい焼きは、中もアンコだけではないようです。

アーケード商店街と、続く商店通りをまっすぐ抜けて行くと、東海道線の線路に突き当たります。

踏切を渡った先、ファミリーマートの横、線路沿いの小道を向かいます。看板がありますから見逃さないでください。先のほうに見えている陸橋の辺りがタイヤ公園です。

途中にはちょっとした幼児向け遊具がお出迎え。場合によってはちょっとひと滑りです。

そうするうちにいよいよタイヤ公園が見えてきます。

【自動車を利用する場合】


駐車場:ありません

民間駐車場は駅側(東側)が比較的多し

自動車を利用する場合には、民間駐車場を利用するほかありません。その場合には雑色駅のある京浜急行線でなく、公園の隣を走る東海道線に架かる陸橋を渡った、東側を探す方が多くを見つけられるはずです。

とはいえ店舗も並ぶ道筋や、住宅街の小さな駐車場ばかりです。予め地図やウェブサイトの検索機能などを利用して、見当をつけておいたほうがよさそうです。

充実の日帰り温泉と一緒に利用するのも一つの手

ところでタイヤ公園のある大田区のこのエリアは、東京湾岸部でよく見られる典型的な黒湯の天然温泉の入浴施設がある場所です。

そのうちのひとつ「ヌーランドさがみ湯」はいわゆるスーパー銭湯の先駆けともいえる施設。比較的廉価で天然温泉と飲食や休憩所も利用できる温泉場です。お風呂は8種類、加えて別料金で2階のリラクゼーション、飲食施設を使えます。

タイヤ公園からは陸橋を渡って通りをまっすぐ進んだところにあります。駐車場も利用できますから、併せて利用するのも楽しいプランといえるでしょう。

利用料金:

入浴のみ大人460円、小学生180円、未就学児80円

(天然温泉利用ながら東京都公衆浴場入浴公共料金)

サウナセット800円

全館利用料大人1,250円、小人(4歳以上小学生)600円

(入浴、サウナ、タオル、2階施設利用料)

時間や定例日、年齢などで各種割引もあります。お得な利用は公式サイトで確認して下さい。

関連リンク:東京の天然温泉「ヌーランドさがみ湯」公式サイト

まとめ:タイヤ使用量は驚きのレベル、それだけに管理は大変なところに注目

古タイヤを利用するというと、一見廃材を利用したお手軽な物のように思うかもしれません。けれどもタイヤを利用するならば、むしろ管理は大変です。良好に管理されているならば楽しく遊ぶツールとなるタイヤは、管理が悪ければむしろ危険なものになりうるからです。

タイヤ公園(西六郷公園)には敷地内に大きな管理事務所もあり、設置されたタイヤを見ても相当気を配られていることが慮られます。そうして生まれている特有の楽しさ、簡単に真似できそうなのに、実際にはなかなか見かけられないのは、そんな事情もあるからなのです。

あかつき公園のタイヤの様子

同じ東京で、それも都心の中央区にある「あかつき公園」もタイヤを使った遊び場として見どころがあります。

ただし、タイヤ専門という意味では大田区のタイヤ公園、飛び抜けていることは間違いありません。そういえばシン・ゴジラの幼体のようなアイテムがありました。

実際にどれだけインスパイアされたものかは分りませんが、公園に新しい仲間を! という意図があったことは事実だそうです。そんなアイディアも取り入れられるくらいには、更新が行われている現れと言えます。公園の管理の良さは、大きなシンボルのほうだけでなく、小さな怪獣のほうにも現れています。

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