赤と黄色も鮮やかに、大きなグリッサンド滑り台が並んでいます。赤い滑り台のほうが長く、黄色い滑り台はやや手前から滑り始めます。いずれにせよグリッサンド滑り台は、一気に滑り下りる爽快さが楽しいものです。

子どもと遊びに出かけて「ここはいいな」と思えた場所をご紹介しています。静岡市や焼津市、島田市の隣、静岡県中部に位置する藤枝市の蓮華寺池公園。

ボート遊びもできる蓮華寺池の周囲から、後背地となる丘陵部まで、大きく広がる公園内。無料の遊びはといえば、グリッサンド滑り台が目立ちます。

さらに複合遊具のある子供広場や屋内施設となるれんげじスマイルホール「キッズパーク」まで人気の公園の魅力を探ってみたいと思います。

子どもが大規模遊具で遊べる蓮華寺池公園をしっかり解説!

奥の方まで行けば若王子古墳群という28基もの古墳遺跡もあり、自然が広がる蓮華寺池公園。第1駐車場横は出土品なども展示する藤枝市郷土資料館、はたまた第2駐車場にはスターバックスが陣取り、ボート乗り場の脇は本格日本料理店と楽しみはいろいろです。

ただし、子どもと無料で楽しむ部分は、入口から蓮華寺池をぐるりと1.5 kmほど周回するうち、北側半分回ればほぼすべてです。

場合によっては、その先池の西側の斜面をどんどん上って展望台まで行くのも一興となります。途中にはアスレチックコースだった名残りの遊具が少しだけあります。

滑りの良さが売り物!ジャンボすべり台

ふたつ並んだ赤、黄色のジャンボ滑り台。スタート地点が違うので並んで同時には滑れません。もちろん、それがどうしたというくらい、どちらも長さがあって迫力十分。

特により長い赤い方は大きなカーブを描くことになります。

概ね斜面に沿って設置されて、滑走面はそれほど地上高はありません。けれども斜面はけっこうきついです。

敢えていうならば、赤い方が長いだけでなく、スタート台も若干高さがあり、地上高もある部分があります。写真にあるとおり、その部分にはガードがついています。

いずれにせよ、グリッサンド滑り台の持ち味を充分に味わえるのがいいところ。まさに蓮華寺池公園の子どもの遊びで主役はこれでしょう。

実は更にうえ、ジャンボ滑り台が設置されている丘の頂上付近からはローラースライダーも設置されています。グリッサンド滑り台とローラー滑り台、どちらも一度に連続して楽しめるスポットだったのですが、こちらは只今休止中です。

ローラースライダーも改修の予定があり、無くなりはしないようです。では、いつ頃から遊べるのかというと、今のところはっきりとした予定は立っていないようです(2017年12月時点)。

公園の滑り台の新潮流! グリッサンド滑り台とは

ソリやボブスレー式でない自らの体で滑るものの場合、長い場合はたいていはローラー滑り台でした。導入が増えていて、また違った滑りが面白いのがグリッサンド滑り台です。

滑走面を超高分子量ポリエチレンのユニットを組合せて作るものになります。滑走面の素材としているこの物質は、動摩擦係数がテフロンに次いで低いのです。そのため摩擦が少なく、スムースな滑りが特徴になります。

参考サイト:大永ドリーム株式会社(グリッサンド滑り台メーカー)による解説

滑走面はユニットが組み合わされていることが共通なほかは、いろいろな形状が見られます。ステンレス製でもローラー滑り台でも、平らな滑走面になるのが一般的です。ステンレス製は成型の都合上で、ローラー滑り台はローラーを並べて回転させて滑るためです。

同じ理由で、ステンレス滑り台は超大型の物は製造しずらいです。やろうとすれば、コストはどんどん上がってしまいます。

茨城県つくばみらい市福岡堰さくら公園の豪快な樹脂製滑り台

一般的なポリエチレンの一体型の場合も、型枠で成型するため設計の自由度は低いのです。確かに大型のものは、あったとしてもグルグル旋回するタイプに決まっているように思います。また、たいていは複合遊具に組込まれていますね。

大型の物でも設計が自由で、同時にコストパフォーマンスに優れるのがグリッサンド滑り台のいいところ。滑走面は湾曲して体を包み込むようにしたり、並んで何人も滑れる幅広のものでも作りやすいです。

そして、その特徴を生かしてクロソイド曲線(徐々に曲がっていく、安定した旋回のできる曲線、高速道路のインターチェンジなどで取り入れられる)を描いたり、遠心力に対応するバンクを設けたり安全性は高く、かつエキサイティングな設計をしたりしています。

  • 滑りが心地いい
  • コストパフォーマンスがよい
  • 設計が自由で安全対策も万全に盛り込める

などの優れた面があるグリッサンド滑り台です。

公園であまり歓迎されないポリエチレンの性質に静電気を帯びやすいということがあります。この点も、グリッサンド滑り台については加工上の工夫で解決しています。

設計上スムースな滑りに必要な角度は、ステンレスの場合30度以上に対して、グリッサンド滑り台では22度から大丈夫という計算になるようです。

子供広場に織り込まれた巧みな難易度

蓮華寺池公園では、もうひとつ注目となる子どもの遊び場は子供広場。

公園名の書かれた石碑のある蓮華寺池湖畔の道からは正面にジャンボ滑り台が見えます。

そこから反時計回りに進んだ先、池の最も奥まで行って戻ってこようかという辺りに位置します。

設置された複合遊具は、巧みに幼児対象の部分と児童向けの箇所を組み合わせています。

対象年齢は3~12歳、全体的に難易度は低めで、あまりむずかしいところはありません。

ただし、ところどころスパイスが効いた感じがあります。カラフルな雲梯もちょっとした距離。

いけるのかいけないのか! 小さな子どもはチャレンジを悩みそうな微妙な高さ。ロープと足場があるのでなんとか行けそうな気にはなります。

この手の渡り遊具としては足場がしっかりしています。これはやる気をそそります。

いくつかある滑り台を見てみるとこれは幼児向け

こんな風に少し刺激を増した旋回するものもあり…

一番大きなものについては幼児は大人が付添を! との但し書きがあります。

だからといって、どうでしょうか。うねる形状は一気に下りていかない工夫でもあるのでしょう。幼児でも恐れる必要はなさそうです。もちろん見守りは忘れないようにして下さい。

この子供広場のすぐ横に多目的トイレが設置されています。色とりどりに配色された明るく目立つ建物です。

中は子ども連れへよく配慮されています。オムツ替え用のベビーシートはもちろん、着替えに使えるチェンジングボードがあるのはうれしい配慮です。ズボンを汚しても着替えが楽です。

さらに、こんな大きな折り畳みベッドまで設置されています。

午後5時から翌日午前9時まで閉鎖されます。子どもと遊ぶ時間にはあまり影響なさそうながらご注意願います。

もう少し先に屋根付きのまとまった休憩スペースも用意されています。

テーブルと椅子が並んでひと休みだけでなく、昼食やおやつにちょうどいいです。

展望台やその他の遊具

蓮華寺池の周囲を子供広場から、更に反時計回りに池に入り組んだ道を進みます。すると、ボート乗場の手前に、長めのステンレス製の一般的な形の滑り台があります。

この滑り台のための上り路は、階段とアスレチック風の仕掛けになっています。公園内のアスレチック遊具はほとんど撤去されていて、ここでもすでに使用されていない部分もあります。

子供広場とスレンレス滑り台のある場所を目印に、その間にある丘の上にも一部遊具は残ります。ただし、それは遊具というより健康器具、運動器具なので、子どもが遊ぶならばこのステンレス滑り台を抑えれば、無料のものはひととり終わりです。

あとは有料のボート乗り場を楽しむかどうか検討すればよいでしょう。ここにあるボート乗り場、それと日本料理店やカフェなどは民営のものです。

ボート(足漕ぎ式)料金(30分)

小型1,100円

(パンダ・コアラ・フラミンゴ)定員大人2名幼児2名もしくは大人1名幼児3名

大型1,250円

(白鳥・ジェット機)大人3名幼児3名もしくは大人2 名幼児4名

丘の上の大きな運動器具の先を進むと、蓮華寺池公園にいくつかある絶景の展望台のひとつ。

展望台まで上るのは、小さな子どもにはちょっと大変かもしれません。

たどり着けるならば見逃すのも少し惜しい景観が待っています。

れんげじスマイルホール「キッズパーク」

湖畔の公園の前、第2駐車場ではスターバックスの他にもうひとつの建物が目を引きます。

2016(平成28)年4月にできた雨でも遊べるれんげじスマイルホール「キッズパーク」になります。ここには無料の室内遊び場「プレイゾーン」と、運動教室などを行う「スポーツゾーン」があります。

プレイゾーンに関しては無料です。

体を思う存分動かせるわんぱく広場ゾーン

  • モンキーパー&クライミング
  • ジャングルジム
  • サイバーホイール
  • ハーフサイバー
  • エアトラック
  • スナッグ

幼児向けのちびっこ広場ゾーン

  • スライダープレイセット
  • ソフトブロック
  • クーゲルバーンビーン
  • タイニートット・マキシトット
  • クーゲルバーンムーン
  • クーゲルバーンハウス

に分かれています。

わんぱく広場では8つのスポーツセンスを強化する明確な目的があります。ただし自由に出入りできる訳ではなく、受付が必要で混雑の場合など順番待ちとなることもあります。

スポーツゾーンは有料講習となります。

利用対象者:0歳~小学生まで

(原則保護者同伴、スポーツゾーンでは一部大人向け企画あり)

休業日:木曜日(祝日の場合翌日)、年末年始

利用時間:(プレイゾーン)

(平日)10時~12時、12時30分~14時30分、15時~17時

(土日祝日)10時~10時55分、11時~12時、12時30分~13時25分、13時30分~14時30分、15時~15時55分、16時~17時

公式サイトURL:キッズパーク

蓮華寺池公園を訪れるには(アクセスについて)

住所:静岡県藤枝市若王子474-1

公園から続く後背地は山といって差し支えないとはいえ、入口付近は藤枝市役所も近い市街地でもあります。周辺の状況を見ると、北側の東西の交通は遮断されています。

そこは2005年の無料化を経て2015年国道1号線の本道となった藤枝バイパスが貫き、さらにその北側を新東名が通っています。公園北側の東西を連絡する主要な道はそれだけになっています。

鉄道は公園前の市街地よりもずっと南側を通っています。公園まではバスを利用します。

【自動車を利用する場合】

第1駐車場(郷土博物館・文学館隣接)

駐車場:無料(約500台)

第1駐車場

利用時間:6時30分~21時

収容台数:200台

第2駐車場(れんげじスマイルホール隣接)

第2駐車場

利用可能時間:午前6時30分~午後9時30分

収容台数:約300台

最寄インターチェンジ:

新東名高速道路藤枝岡部(5 km、13分ほど)

東名高速道路焼津(5.6 km、16分ほど)

国道1号線(藤枝バイパス)が近くを通っています。1号線から向かう場合は谷稲葉、飯田西I.Cなどを利用します。新東名は北側から、東名は南側からのアクセスになります。

【公共交通機関を利用する場合】

バス停があるのは湖畔のこの道路ではなく少し南の県道32号線

最寄駅:JR東海道線本線藤枝駅(北口よりバス便で10分ほど)

最寄バス停留所:蓮華寺池公園入口

しずてつジャストライン中部国道線新静岡行、葉梨線西方行

中部国道線を中心に実用上問題ない本数(毎時3~4本)運行しています。西焼津駅も藤枝駅と同じくらいの距離です。けれども西焼津駅からのバス便は最寄に停車しません。

まとめ:進化が続く公園の魅力は変化、屋内施設はやや狭め

ふたつのグリッサンド滑り台や、気の利いた複合遊具と、遊びもどんどん更新されてきました。今後は閉鎖中のローラースライダーの辺りの整備も控えています。

1613(慶長18)年という江戸時代の初期に、灌漑用水として地元の力で整備されたという蓮華寺池。古くはボート乗り場のお店、2015(平成27)年にはスターバックスなど、民間の力も入りながら進化は続きます。

もっとも新しいトピックといえるれんげじスマイルホールは利用に少々制限があるとはいえ注目すべき遊び場ではあります。あくまで無料の公共施設、中には相当な規模の場合もある有料の屋内遊園地と比べてはいけないかもしれないです。

けれども、今後の進化があるならば、いつかそんなものでさえ登場するかもしれない! と予感させるには充分な新機軸だといえています。

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